かさねグラフィカ「古今名婦鏡 袈裟御前」 安達吟光 明治19年

¥22,727
SKU KASANE-ASAI-10003
かさねグラフィカ

タイトル

かさねグラフィカ
「古今名婦鏡 袈裟御前」
安達吟光 明治19年
概要 かさねグラフィカ技術を駆使した高解像度複製画

H 354 × W 247 mm

額装なし

平安時代末期、京都で、美しい女性の悲しい物語がありました。
袈裟御前は、朝廷に仕えるとても美しい女性でした。
北面の武士、遠藤盛遠は、袈裟御前をひと目見て恋焦がれました。
しかし袈裟御前は、盛遠の同僚、源渡の妻になりました。
盛遠は諦められず、袈裟御前に言い寄りました。
袈裟御前は何度も断りましたが、盛遠は、「あなたの母を殺して私も死にます。」と言いました。
袈裟御前は困り果て、「私には夫がいます。夫が亡くならないと、あなたの要望に応えられません。」と盛遠を諭しました。
ある日、盛遠は、源渡の屋敷に忍び込み、暗闇の中、渡の首を取りました。
しかし灯りの中で見ると、その首は袈裟御前の首でした。
袈裟御前は困り果て、母と夫を守るために、自分が犠牲になったのでした。
盛遠は激しく後悔し、僧になって、文覚上人と名乗り、生涯、袈裟御前を弔いました。

 

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