四代歌川国政(三代歌川国貞)

四代歌川国政(三代歌川国貞)

嘉永元年(1848)生、大正9年(1920)没
江戸時代末期から明治時代にかけての浮世絵師。三代目 歌川豊国及び四代目 歌川豊国の門人。江戸日本橋の生まれ。
安政5年(1858)、三代歌川豊国に入門し、梅堂国政・一寿斎国政(四代歌川国政)と称した。師の死後、二代歌川国貞(四代歌川豊国)に学んだ。
明治22年(1887)に三代国貞を継いで、香蝶楼と号している。
主に、文明開化絵や役者絵を描き、初代市川左團次の似顔絵を得意としていた。
風俗画も多く描いている。国政時代には、「東京十二景」、「東京写真名所一覧」、「東京開化名景競」、「東京尾張街繁栄之図」、「東京銀座煉瓦石造繁栄之図」などの3枚続がある。蒸気機関車を何枚も描いて開化絵に積極的であった。